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物価高から不動産を考える

2026.05.18 又井

ブログをご覧になっている皆さま


平素よりお引き立てを賜り、大変お世話になっております。


最近は日中は暑いですが朝晩はまだ過ごしやすい季節ですねー!
通勤や営業で外に出ている時間も、ワイシャツでちょうど良いくらいの爽やかな陽気に助けられています。


こんな時期は読書などが捗ります。
又井は時々、新作旧作問わず通勤中に小説を読むのですが、
先日は、本屋大賞を受賞した朝井リョウ先生の「イン・ザ・メガチャーチ」を読破しました。
現代の推し活をテーマに、それによる救済や破滅、人生の幸福とはどこにあるのか、視野を広く持つことが本当に幸福なのか、といった重く苦しいテーマが胸に突き刺さるような傑作でした。
恐らくは賛否両論、人を選ぶような作品ではありますが、私はページをめくる手が止まらなくなりました。
気になる方は是非読んでみてください。
ただ、実際に「推し」がいて、推し活を人生の糧にしている方にはお勧めしにくい内容なので、ご注意を。


さて、今回の余談でした。


今回は、皆さまの生活で日々強く感じられているであろう、物価高と不動産について語ってみようと思います。
毎度毎度の注意書きですが、あくまで私個人の私見ですのでご参考程度に。


不動産、高くなりましたね。


恐らくこのサイトをご覧になっている皆さまは首をぶんぶんと縦に振って頂けることでしょう。
私はこのブログページを過去に辿っていけば分かる通り、22年から武蔵小杉支店で仕事をしておりますのでもう丸4年ほど、この街でお仕事させて頂いております。


その間にも不動産は値上がりを続け、なんだったら我々を取り巻くあらゆるものが値上がりしました。


不動産に近いところで言えば、建築費です。


実は建築費自体は、2019年ごろから右肩上がりで上昇し続けています。
東京オリンピックの開催、大阪関西万博、などなど、各ゼネコンは全国を右へ左へずっと大忙し。
建築現場でも多くの現場でようやく週休二日制が導入され、結果として工期も伸び、他業種と同様に賃上げの波もあり人件費も上がり、結果、建築費は留まることなく上昇しています。


最近では中野サンプラザの再開発工事が白紙になったニュースや帝国ホテルの再開発が延期になったニュースが記憶に新しいですが、あれらも当初計画から建築費が上昇したことや工期が伸びたことが一因です。


そんな中、イラン情勢の不安定化。
長期化すれば石油製品を中心に住宅建築の現場への影響は計り知れません。
リフォームを検討される方はタイミングが難しい状況になって参りました。


建築費だけではありません。
住宅ローンが分かり易いですが、金利もこの一年程度は顕著な上昇傾向です。


住宅ローン金利は、物件をお探しのお客様には言わずもがな、非常に大きく購買意欲に影響を及ぼすかと思いますが、
実は、不動産オーナー様にもとても重要な観点があります。


まず、そもそも論として日銀は不動産を含む物価高抑制のために利上げしています。


ご聡明な皆さまには「当たり前じゃないか」と思われるかと存じますが、しかし事実、購入物件をお探しの皆さまの中で住宅ローン金利を気にしていないお客様はほとんどいません。購入意欲を減衰させている可能性が有るのです。


こういった政策による影響は、すぐに反映されるのではなく、得てして時間差で影響を受けます。
今後の市況には注意が必要である、ということはご理解いただけたかと思います。


ところで、武蔵小杉エリア内のタワーマンションは、不動産会社のポータルサイト「REINS」内で5月、80件以上の在庫数となりました。この数年見ることが無かった在庫数であり、それらが売却の際に競合になる、場合によっては更に在庫数が増えるかもしれない、と言うことは念頭に置く必要があるでしょう。


では、購入物件を探している方は、今は安くなるのを待てば良いのでしょうか?
又井は、その答えは、否、と考えております。


何故なら、価格が下落し始めたとしても、不動産は価格の持ち直しが早く、
マンション価格推移
上記リンク先のグラフの通り、下落したとしても一時的です。
下がり始めるのを待ち、もっと下がるのを待ち、としている間に、良い物件は無くなっています。
不動産は金融だけではなく、需給のバランスによって価格が変動するからです。
皆さまにとって「まだ高い!」と思う物件はほかの誰かにとっては「安い!」という価格になってしまう、売主様買主様間で価格の綱引きをしているだけでなく、ほかにも探しているライバルがいて、良い物件は結局高くてもすぐ売れてしまう、ということを忘れずに物件を探すことをお勧めします。


さて、長くなってしまいましたが今回はこのくらいで。


売主様にはより魅力を強く訴求するための営業努力を、
買主様には我々プロによる目利きを、
それぞれ提供して参りますので、いつでも弊社までご相談ください。